疲れが行動に表れた時(5)ケータイが手放せない#4

それぞれの話を聞いてみると、どちらも母親の期待に応えたいのに、

それができなかった自分に強い劣等感がありました。

しっかりした親子関係を築けなかったために、

道具を使ってその孤独感をうめてしまうのです。

ひとりで過ごすことは、孤立しているのではなく、自立です。

GさんとHさんには、何でもいいので、

自分ひとりで集中できることを始めるよう勧めました。

もちろん携帯電話やパソコンは抜きです。

Gさんは料理が好きで、食品メーカーに転職したというので、

夕食はコンビニ食から自炊をするようアドバイスをしました。

「趣味なんてありません」というHさんには、

自分の言いたいことをノートに書くことを提案しました。

そして、来店の時に、自分が書いた文章の感想を話してもらうのです。

少しずつですが、ふたりともだいぶん健全な生活を取り戻して来ています。

 

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疲れが行動に表れた時(5)ケータイが手放せない#3

パソコンのチャットにハマってしまったHさん。

いちばん楽しい時間は、チャットルームでオシャベリしている時だと言います。

ハンドルネームをいくつも使い分けて、人妻や女子高生、時には男性のふりまでして、

ネットの世界で自分以外の誰かになる快感をやめられなくなってしまいました。

「ふだん口にできないようなことを、吐き出せるのがチャット。

会社でのイヤなことを忘れたくて、別の人格を演じていたのだと思います。」

日中はし仕事がありますから、チャットするのは夜になります。

明け方までキーボードを触っているのは当たり前になり、

睡眠不足から遅刻が増えて行きました。

この状態を母親が放っておくはずがありません。

毎晩明け方まで何をしているのかと問い詰められ、

きつく叱られたのですが、その反動で仕事も休み、部屋に閉じこもってしまいました。

 

GさんとHさんの行動は、どちらも依存症です。

ホストクラブにハマったケース同様に「関係依存」で、

ケータイメールやパソコンという便利な道具を使うことで、

誰かと一緒にいる安心感を求めていたのです。

今や携帯電話とパソコンは、仕事だけでなく、普段の生活に欠かせない道具です。

しかし、それがなくなると自分をコントロールできなくなるようでは、

便利な道具でしょうか?

逆に自分が振り回されていると言ってもいいでしょう。

 

 

疲れが行動に表れた時(5)ケータイが手放せない#2

「ある晩、テレビを見ながらコンビニで買ったモノを食べている時、

大きな影に飲み込まれて、そのまま置き去りにされるような感覚がしました。

誰かの声を聞きたいけれど、こんな遅い時間に電話できない。

だから同僚に、”ごめん、まだ起きてる?”ってメールしたら、

すぐに返事が来たんです。

思わず、やった!と叫んでいました」

それからというもの、通勤電車の中、食事中もテレビを見ながらでも、

寝るときだっていつも携帯電話を握りしめ、必死にメールを打っています。

家までの帰り道にメールに没頭していて、

車にひかれそうになったのも一度や二度ではありません。

 

疲れが行動に表れた時(5)ケータイが手放せない#1

「ひとりでいるのが不安でたまらないんです」と訴えるGさんは、

携帯メールのやりとりが友達との唯一のホットラインになっていました。

以前は電話で話すこともあったのですが、

電話だと相手の邪魔になるんじゃないか、

もし留守番電話だったら、と気になってしまうので、

時間や相手の状況にあまり気を遣わずに済む

メールのほうが簡単に思えたのです。

Gさんは食品メーカーでOLをしていますが、

仕事中も携帯電話をマナーモードにして、

メールがいつ送られて来てもOKにしています。

「できるだけ返信したいから、隠れながらでもメール打つのが速くなって、

自分ですごいなって感心したくらいです」

というほどです。

なぜ、そこまでメールしないではいられなくなったのでしょうか?

きっかけは一人暮らしを始めたことでした。

今の会社に転職したのをきっかけに実家を出たGさん。

あこがれの一人暮らしのはずでしたが、仕事に慣れるのに必死で、

部屋には帰って寝るだけの毎日が続きました。

 

疲れが行動に表れた時(4)ひとりでいると不安になる#3

Fさんの家は共働きで、お母さんに甘えた記憶がほとんどありません。

一人っ子だったせいか、何でも自分でやるクセがついてしまい、

親に相談することもなかったそうです。

そのため、Fさんの心の中にある、母親の愛情を得て安心したいという

感情を伝えることができなかったのです。

彼女の中で長年思い続けた愛情への渇望感は、心の空洞となってしまいました。

対人関係を築く最初の過程は親子関係です。

特に母親との関係です。

人間に対する基本的な信頼感は、

母親から絶対的な愛情を受けることによって築かれます。

次に、母親から離れ、愛情の対象となっていくのは毛布だったり、

ぬいぐるみのクマちゃんだったりします(スヌーピーに出てくるライナスの毛布はこれです)。

そして、次第に友達や恋人という具合に移行し、

対人関係のトレーニングをしながら自我が形成されていくのです。

初めの過程でつまずいてしまったFさんは、希薄な人間関係しか築けずに、

寂しさを埋めることができなかったのです。

とりあえず彼女には、ホストクラブとパチンコ店に

通う回数を減らすようにアドバイスしました。

代わりに習いごとを勧めたところ、

興味のあったフラメンコダンス教室に通い始めました。

あの情熱的なステップを踏んでいると、自らの感情が迸り出て、

内在する負のエネルギーが浄化されていくような気がすると、

彼女は話してくれます。

「ホストクラブに通っているの?」と聞いてみると、

「来月発表会があるので、練習に集中したいんです。

それに衣装もそろえるので、ホストクラブに使うお金なんてなくなっちゃった」

その時のFさんの笑顔は、とても輝いていました。

フラメンコの仲間も出来て、少しずつですが、

友達と言える人が増えてきたようです。