疲れが行動に表れた時(7)食べるのがやめられない#2

健康や美容の情報がいろんなところから入ってきますが、

それを吟味することなく、

「これを飲めばキレイになる!」と単純に飛びついてしまい、

まるで魔法のような錯覚を起こしているのです。

しかし、そんな魔法の薬はありません。

カウンセリングをする中でJさんの食生活を振り返ってもらうと、

・ギリギリまで寝ているので朝食抜き。

・昼食はパスタやサンドイッチなど炭水化物に偏っていて、野菜不足。

・ダイエットをしているので、母親の作る夕食はほとんど残している。

・感触が多い。

・お酒が好きなので、飲み会などではかなりの量を飲む。

ひとりでワインを1本あけることもある。

これではサプリメントを摂る以前に、

体を維持している栄養素がほとんど足りません。

基本となる体作りがおろそかになっていては、

サプリメントをいくら摂っても無意味だからです。

Jさんにはまず、体に必要な栄養素がそろってはじめて、

体のさまざまな働きが円滑になることを説明し、

きちんと食べるために食事記録をつける指導をしました。

あわせてお通じや睡眠時間、体調の変化について記録してもらい、

簡単に運動する習慣も持ってもらいました。

 

 

疲れが行動に表れた時(7)食べるのがやめられない#1

☆サプリメント依存

会社の受付の仕事をしているJさんの肌は、

透けるような白さです。

「仕事柄、きちんとメイクしていますが、

お肌のケアには命をかけていると言ってもいいくらいでした。

以前は美容液などにこだわっていましたが、

ある時、先輩から外だけでなく、内側からのケアポイントと聞いて、

サプリメントも飲むようになったのです」

最初は先輩オススメノ商品を飲んでいましたが、

言うほどに効果を実感できなかったので、

すぐに別のモノを飲むようになりました。

ところが、そのサプリメントも2週間ほどで全部捨ててしまって、

また新しいモノに手を出してしまうのです。

「これがいい!と思って飲んでいるのですが、

雑誌やテレビなどで”〇〇〇にはこれが効果的!”というモノを見ると、

そっちの方が効果もありそうに見えて・・・・・・。

少しでも早く新しいモノをのまないと、

現状維持できない焦りを感じてしまうのです」

Jさんがこれほどまでにサプリメントに依存してしまったのは、

ずっと美しいままでいたい、健康でいたいという心理が働いているためです。

 

 

疲れが行動に表れた時(6)自分に注目を集めようとする#2

私のサロンを訪れたIさんはリストカットがやめられませんでした。

立ち直ることができたのは、

学習塾の問題を作ることがきっかけでした。

理系の国立大学を卒業した優秀なIさんですが、

就職がうまくいかず、

自分ばかりが損をしていると悲観的になっていました。

ところが、

家で塾の問題作りをしている時間をもつことで、

一日中、「ダメな自分」について考え込むだけの時間が減っていきました。

そして、何度目かの問題作りで、

Iさんが作った数学の問題が採用されました。

これが認められたという経験となり、

自信を取り戻すチャンスを作ったのです。

疲れが行動に表れた時(6)自分に注目を集めようとする#1

人とのつながりを求める「関係依存」と、

ある行動を繰り返す「行為依存」が合わさった依存症、それがリストカットです。

リストカットとは手首を切って、自殺しようとすることで周りに心配をかけ、

自分の方を向いてほしい、かまってほしいという欲求を満たそうとする行為です。

「これから死んでやる!」

と電話をかけてきて、

割れたお皿をつかんで大騒ぎしたりします。

相手を心配させるために何度もリストカットしますが、

本当に死んでしまうほど切ることはありません。

死ぬのが目的ではなく、誰かに自分を見てもらいたい、

助けてもらいたいと訴えることが目的だからです。

これは、

「こんなに苦しんでいる私をわかってほしい」「私を見捨てないで」

という心の叫びなのです。

拒食症も同じなのです。

やせ細ってか弱い自分になって、

「誰かに守ってもらいたい」という心理があるために、

無理なダイエットも辞さないのです。

無駄なことをしているように見えますが、

本人はその行為によって愛情を得られると思っているのでやめられません。